レスキューロボットコンテスト
プレ大会
はじめに
レスキューロボットコンテストは,
大規模都市災害における救命救助活動を題材とした,
新しい種類のロボットコンテストです.2001年7月に
ロボフェスタ関西2001の中で
実施される第1回大会に向けて,このコンテストを多くの方に
知っていただくために,2000年8月12日(土)に,グランキューブ大阪においてプレ大会を開催しました.
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構想段階での競技場イメージ
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実際の競技場の様子
コンテストの舞台は,「国際レスキュー工学研究所」という架空の施設の中の
被災都市を想定した実験フィールドです.実験フィールドは,市街地の1/8ス
ケールの模型で,そこに要救助者を模擬したダミーが配置されています.被災
地は2次災害のおそれがあり,人間が立ち入ることができません.そこで,無
線カメラを搭載した遠隔操縦型や自律型のロボットを複数台使って,救助活動
を行ないます.このコンテストでは,以上の活動を行なうのに適したロボット
を設計・製作し,人間とロボットが力を合わせて,いかに早く,かつ,安全な
救助を行なうかを競います.
参加チームが入るコントロールルームは,実験フィールドと壁で隔てられてお
り,オペレータはロボットを直接見ることができません.唯一,バードアイビュー
ア役の1人だけが壁越しにビデオカメラでフィールドを撮影できます.これは,
ヘリコプターからの映像を模擬したもので,その映像はコントロールルーム内
のモニタに表示されます.
具体的な救助活動は,基地から現場へ向かい,瓦礫や障害物を取り除いて,ダ
ミーを救出し,フィールド内のホスピタルゾーンまで搬送することです.救助
にかかった時間で活動を評価しますが,ダミーに危険な行為があると減点の対
象となります.
(C) 2000 Rescue Robot Contest Committee