レスコンボード管理の概要
レスコンでは,チームに3台のレスコンボードを貸し出し,コントロールルームに3台のPCを設置して競技会を行っている.4台以上の場合は,レスコンボードを購入し,競技を行うことも可能である.この場合,コントロールルームにLANケーブルが1つ用意されているので,それに接続する.ただし,あらかじめ,PCのネットワークの設定を行う必要がある.また,5台以上の場合,接続のためにスイッチングハブを用意する必要がある.
競技会で使用されるレスコンボード,PC(コントロールルーム),管理用PC,アクセスポイントにはIPが振られている.
これらのIP体系の詳細について説明する.
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レスコンボードのIP体系の詳細
レスコンの予選会では20チームが参加する.チームに貸し出している3台のレスコンボードの無線LANポート側にIPアドレスが割り当てられている.4台以上の場合も,以下のルールに従いIPアドレスを割り当てる.
無線LANポート側は,第3オクテットをチームの番号,第4オクテットをボード番号とする.
例えば,
チームA 192.168.1.101 192.168.1.102 192.168.1.103 (192.168.1.104)
チームB 192.168.2.101 192.168.2.102 192.168.2.103 (192.168.2.104)
レスコンで使用するネットワーク機器のサブネットマスクは,すべて「255.255.0.0」とする.
コントロール側のIP体系の詳細
競技会のIP体系
競技会は,左右に別れ,2チーム同時に行われる.コントロールルーム内に設置されている3台のPCには,以下のようにIPアドレスが割り当てられている.
左側 192.168.200.1〜192.168.200.3 右側 192.168.201.1〜192.168.201.3
各チームの所有PC競技する場合は,事前にチームからの申請を受け,実行委員会が通知した固定IPアドレスを使用する.
例:192.168.16.4 ↑各チームのPCは,第4オクテットは4からスタート ↑第3オクテットはチームの番号
また,管理用PCには,以下のようにIPアドレスが割り当てられている.
左側 192.168.100.101 右側 192.168.100.102 その他 192.168.100.103
競技用,アクセスポイント(icom AP-50SW)は,以下のように設定されている.
共通設定 DHCP,11g無効
左側 192.168.100.251, W52(36ch) 右側 192.168.100.252,W52(44ch)
SSID RRC01〜RRC20
練習・調整用のIP体系
練習や調整を行うために,アクセスポイント(BUFFALO WHR-AMG54)を貸し出している.貸出用アクセスポイントのIPは,第3オクテットをチームの番号とする.
192.168.1.254 ... 192.168.(チーム番号).254 ... 192.168.20.254
DHCPは利用可能,割当制限:192.168.1.201から10台 無線LANチャンネルは,W52(48ch)とする.
競技会前のロボット製作時に,練習や調整を行う場合,この貸出用アクセスポイントを利用する. 各チームの所有PCに接続し,DHCPを利用する.
競技会では,アクセスポイントを回収し,ロボット調整場におく.これにより無線LANの管理を行っている.ロボット調整場では,自チームのアクセスポイントで,無線LANを使用して,ロボットの動作確認を行うことができる.無線LANの帯域を圧迫しないために,ロボット調整場ではレスコンボードにカメラを接続してはいけない.(映像データが帯域を圧迫) 回収したアクセスポイントは,毎日,返却する.
無線LAN関係競技運営方法
無線LANのチャンネル
無線LANの規格はIEEE802.11a(新規格)を使用する.チャンネルは,左右各1chずつW52(36ch, 44ch)を競技用とする.
W52(48ch)をロボット調整場およびロボット検査用とする. W52(40ch)を予備とする.
W53は,気象レーダーと同じ帯域なので,干渉するとW52にジャンプすることがあるため,使用しない.
アクセス制限
SSIDを設定し,アクセス制限する. SSIDはチーム単位で設定する. レスコンボード管理ブースの実行委員が,競技用アクセスポイントのSSID(ESSID)を該当のチームに合わせ変更し,アクセスポイントを再起動する.前競技が終了後に行う.
競技用のSSIDは「RRC01」「RRC02」...「RRC20」とする.