型の作り方
1.切削加工までの準備
- 準備物
- スタイロフォーム(厚さ50?)※ホームセンターで入手(少し目が粗い)
- Roland DG社製の切削加工機(3Dデータから加工できる装置.他社製もOK)
- R2のボールミル(φ4?)
- 色つきのロウ
- ドライヤ
- 50?の深さまで加工するので、ボールミルは、チャックから、50?以上の長さが必要
- スタイロフォームに両面テープが張り付きにくいので,全面に両面テープを張る。 (加工途中で外れると、それまでの努力が無駄になります.) ※スタイロフォームは、値段が安く、柔らかいため、使用した。 スタイロフォームを使用したが、他の素材でも良い。
- スタイロフォームをベースに張り付け、加工の原点の設定する。
2.データの準備.加工開始
- データの準備 ダミヤンデータをダウンロードし,圧縮ファイルを展開する. 説明で使用する大ダミヤン前半分型データは,STL形式. dummy_2012_0217→big→dummy11th10_fr_half.STL(種類:証明書信頼リスト )
STLファイル一式 dummy_2012_0521.lzh [ 6020.3KB]
※STLファイル以外は提供しません。
- 加工方向の設定(詳細は加工機付属のマニュアルを参照) Roland DG社製 MDX650、Roland MODELA Player4を使用した。 ファイルを開く(STLファイル)。材料は発砲材のまま。 dummy11th10_fr_halfは、加工面が下向きのデータなので、加工方向は下から、 Z軸を中心に、180°回転させた。余白は手入力5?で設定した。
- 加工データの作成 新規工程→荒削り切削に使うツールは、R2ボールを選択 新規工程→仕上げ R2ボールを選択。パス間隔0.2に変更(時間節約のため)
- 加工開始
- 加工終了
- 離型剤として、ロウを塗布。加工終了後は、ベースから引きはがし、両面テープを取る。 ここではdummy11th10_fr_half.STL(大ダミヤンの下の型)の加工を説明した。 dummy11th10_ba_half.STL(大ダミヤンの上の型)も同様に加工する。 ロウを塗布して型が完成する。
- 発砲スポンジは粘着性が強いので、離型剤が必要。ロウを使い,成功した(他の離型剤でも可)。色つきのロウを使用した。ドライヤでロウを温め溶かし、塗布する。 ヒートガンは使わない。熱でスタイロフォームも溶ける。温めすぎるとロウが蒸発する。火気に注意。