予選競技の概要
 第19回競技会予選における変更点
評価方法
 ポイント詳細
本選への選抜方法

予選競技の概要

競技会場には、上図に示すような市街地を模擬した1/6スケールの実験フィールドがあり、その中に要救助者を模擬したレスキューダミー(愛称ダミヤン)が配置されています。競技会予選では競技会本選より小型のフィールドを用意し、実際にダミヤンを救助します。

各チームのロボットは、左右のロボットベースから出動し、レスキュー活動時間(8分)内に2体のダミヤンを連れ帰ります。本選との大きな違いは、目視による操縦が許されている点です。本選では、コントロールルーム内でロボット搭載カメラの映像だけを頼りにロボットを操縦しなければなりませんが、予選ではフィールドの目視が可能です。

また、第19回では岡山予選、東京予選とも1チームづつが競技を行います。

第19回競技会予選における変更点

  • 予選を岡山と東京で開催
  • 容体判定得点配分変更
    →最大点数を20点から25点に変更し、容体判定成功1つごとに5点が与えれれる。
  • 支援物資提供ミッションの新設
    →ダミヤンに支援物資が届けられた際、ヒーリングインデックスとしてフィジカルポイントが20点回復する。
  • 段差路面(バンププレート)追加
  • オペレータ(ミッションメンバー)の人数制限
    →最大3人とする。
  • エンジニア(ミッションメンバー)の新設
    →ロボット操縦の補佐、整備を行う。競技中にロボットのコントローラに触れることは認められない。

評価方法

競技は救出中のダミヤンに対するダメージ(フィジカルポイント)と救出状況(ミッションポイント)を総合した点数で評価されます。ダメージはダミヤンに内蔵されたセンサで判断します。また、救出状況は,救出完了(ダミヤンを道路へ救出した)、搬送完了(ダミヤンをロボットベースまで搬送した)、容体判定(ダミヤンの容体判定)の3段階で評価します。

ポイント詳細

各ミッションの確定ポイント(300点満点)は,以下の二つのポイントを足したものです。

ミッションポイント (50点満点/体)
救助作業の達成度を評価します。内訳は以下のようになっています。

・「救出完了」15点
ダミヤンをエリアから道路へ完全に出すと与えられる。

・「搬送完了」10点
ダミヤンをロボットベースまで連れ帰ると与えられる。

・「容体判定」25点

容体判定の正解数に応じて与えられる。判定は「QRコード」「目の色」「鳴動パターン」「音」の4つの因子を識別したうえで、上の表の5つの項目に関してダミヤンの容体判定を行う。なお、容体判定ポイントの内訳は、各項目を正しく識別することで項目毎に5 点が与えられる。

・「支援物資提供」最大20点
救出を指示されたレスキューダミーに支援物資を提供することで、レスキューダミーのヒーリングインデックスとして、フィジカルポイントが最大20点分回復する。

フィジカルポイント (100点満点/体)
ダミヤンの体力を表しています。時間の経過と共に値が徐々に減っていき、ダミヤンに内蔵されたセンサが力や衝撃を検出する度に値がさらに減ります。これらは、ダミヤンごとに評価され、最初の値は100点です。
「支援物資提供」によるヒーリングインデックスによりフィジカルポイントの回復が行われた場合であっても、フィジカルポイントの最大値が100点を超えることはありません。

本選への選抜方法

本選へ選抜される14チームの選抜方法は以下のとおりである。

確定ポイント枠(9チーム)
・主催者枠を除く岡山予選における確定ポイント最高点1チーム
・主催者枠を除く東京予選における確定ポイント最高点1チーム
・主催者枠および上記2チームを除く両予選における確定ポイントの上位7チーム
主催者枠(1チーム)
・書類審査時に選出された1チーム
チャレンジ枠(4チーム)
・上記チーム以外の中からアイデアなどが評価された4チーム
※ただし、確定ポイント0点のチームを除いた順位で評価を行うため、確定ポイント枠の上限にチーム数が満たない場合は、チャレンジ枠が増枠されます。