このページのダミヤンは、第11回までの情報です。
現在のコンテストで利用しているダミヤンの情報ではありません。

ダミヤン大を参考に示します。

道具の準備

発泡ウレタンを切る道具。ニクロム線で、発泡スチロールをきるのと同じ要領です。

図12.jpg

他に、シリコーンを塗布するための刷毛が必要です。

発泡ウレタン材料(作業開始)

大まかな切り出しを行います。

図2 1.jpg

足の加工

分割

重りを入れるために2つに切ります。 真直ぐ切るために、図3のようにL字型のアルミを用いました。 図4のように電熱線を当ててアルミに沿って切ると、図5のようになります。 途中温度が下がって切れ味が落ちます. 切断の場合は強引に最後までいけますが,面取りでは途中で止まってしまい,一気に加工できませんでした.

図3 3.jpg 図4 4.jpg 図5 5.jpg

骨格(重り)の入る窪みの加工

骨格をはめる穴をカッターで中繰ぐりします.

図6 6.jpg 図7 7.jpg 図8 8.jpg

腕の加工

型の利用

腕の加工です.腕は形状が複雑なので,上下切断前に外形のカットを行いました. まず形を転写しカッターで切り取りました. 腕の形状をしたガイドを作れば,この作業もニクロム線でできると思います(図9).

切り抜いた後,脚と同様にニクロム線で上下切断→カッターで中繰りを行います(図10).

図9 9.jpg 図10 10.jpg

胴の加工

胴体はニクロム線で上下切断後,カッターでくりぬきました(図11). くりぬいた部分をさらに上下分割して,ふたと背中に(図12).

図11 11.jpg 図12 12.jpg

面取り

アルミをガイドにニクロム線でカット.写真はすでにカットされています. 作業のイメージ画像とういことで・・・

図13 13.jpg 図14 14.jpg 図15 15.jpg

骨格の埋め込み

骨格(図16)の埋め込みにうつります.

中繰りした穴に骨格をはめます(図17).接着はアロンアルファEX で行いましたが,完成後に内部で骨格とスポンジの剥離が起こるため,シリコン(あるいはもっと粘着力のある接着剤)を併用した方が良いと思います.

全骨格(図18).胴体はシリコン塗布後にはめ込むので,仮にはめてみただけで接着していません.

図16 16.jpg 図17 17.jpg 図18 18.jpg

手足の骨格埋め込み終了. スポンジ同士および骨格はアロンアルファEX のみでとまっています.

図19 19.jpg

シリコーン塗布

各パーツにシリコーン塗布開始(図20). 刷毛にシリコーンをしみこませて塗っていきます。

塗布完了(図21).上下に分けておよそ塗布→乾燥を3 度くりかえします. さらに塗布後,各パーツを水につけて空気漏れをチェックし,漏れ穴をシリコンでふさぎました.

図20 20.jpg 図21 21.jpg

センサに繋がるチューブの取り付け

穴の位置の決定

各パーツにチューブを取り付けるための穴を開けます. チューブは(図22)のアンプ回路(ダミヤンの概形の「センサとテレメトリユニットが乗ったところ」?参照)に繋がります。 写真は胴体(図23)および首(図24)の穴位置の確認です. 他に,手と胴体,脚と胴体の接合面にそれぞれチューブ用の穴を設けます

図22 22.jpg 図23 23.jpg 図24 24.jpg

チューブの準備

チューブのカット(図25).これは脚−胴体,腕−胴体接合用です.

図26は胴体の計測用,首計測用です.首のチューブは胴体を貫通しています(赤破線)

図25 25.jpg 図26 26.jpg

チューブを取り付ける穴を開ける

接合の方法です. リアルタイムで写真を撮り忘れたので,ここでは別の部品を使った作業イメージです. まず,チューブ穴位置に印をつけます. このとき中央には上下スポンジの接着面がありますので中央より5mm 程度上にしました(図27).

カッターで十字に切れ目を入れます. 8mm 程度切り込みました. 首チューブの胴体貫通穴など,穴の深さカッターで足りない場合,キリで穴をほじくりました(図28).

穴あけ完了(図29).

図27 27.jpg 図28 28.jpg 図29 &ref(): File not found: "29.jpg" at page "トップページ/ダミヤン/ダミヤンの作り方";

チューブを取り付ける穴を開ける

片方の穴にチューブをねじ込みます(図30).

チューブ穴周りと接合面の中心付近にセメダインスーパーX2(シリコン接着可)を塗りました(図31).

そのままもう一方へチューブをねじ込みます(図32). 本当は片方が乾燥後にねじ込んだ方が作業はし易いと思います

図30 30.jpg 図31 31.jpg 図32 32.jpg

各パーツを接続する。

そのままだと隙間が開いてしまうので,ふちを数箇所アロンアルファEX で止めます(図33).

30 秒〜1 分ほど押さえると固定します(図34).

図35は実際の胴体と肩の接合部.アロンアルファEX で仮止めする前です.

図33 33.jpg 図34 34.jpg 図35 35.jpg

図36は腕と脚を接合後です.アロンアルファEX で十分仮止め可能でした

首,胴体チューブも同様に止めた後,脚・腕・首の接合部,胴体・首のチューブ出口周辺をシリコーンでカバーします.図37は腕の接合部の塗布後です.

図38は脚の接合部です.

図36 36.jpg 図37 37.jpg 図38 38.jpg

接合部およびチューブ出口の塗布終了後です. 腕と脚の下の隙間に5mm と10mm の台(ちょうど胴体骨格の鉛があったのでそれを)挟んでいます(図39).

合体終了(図40).

図39 39.jpg 図40 40.jpg

胴体の重りの加工

空気出口チューブ穴を胴体骨格(上辺)にあけます. 実際にはめて見て場所を確認します(図41).

チューブ位置に6mm 径のドリルで穴を開け,穴の一端をコンタでカットしました. 図42は加工後です.

図41 41.jpg 図42 42.jpg

胴体の完成

胴体と首(図43)および蓋(図43_2)が完成です.

図43 43.jpg

図43_2 43_2.jpg

頭部の取り付け(2007/07/02追加)

頭に重りを入れます(図44).

スポンジで固定します(図45).

頭を接着剤とシリコーンで取り付けます(図46).

図44 44.jpg 図45 45.jpg 図46 46.jpg

胴体に回路を収め、蓋をしめて本体は完成です。 (これにさらに服を着せます。)

図47 47.jpg