レスキュー工学大賞

レスキューロボットコンテストでは、レスキュー工学の観点から「コンセプト」「技術力」「実践力」において最もすぐれたチームに対してレスキュー工学大賞を贈っています.

レスキュー工学大賞の推薦や決定の手順について、以下の文書にて解説しています。

fileレスキュー工学大賞の推薦および決定の手順 [PDF, 172.2KB]

2011年5月14日
レスキュー工学大賞の推薦および決定の手順

1.レスキュー工学大賞とは

レスキュー工学の観点から,コンセプト,技術力,実践力において最もすぐれたチームに対して贈られる賞が,レスキュー工学大賞である.

2.評価項目

  1. コンセプト:レスキューに対する考え方,および,それを実現するロボットのアイデアを評価する.
  2. 技術力:コンセプトを実現するロボット製作の技術力,および,そのロボット製作を組織的・計画的に遂行するマネジメント力を評価する.
  3. 実践力:競技結果は,ロボットおよびチームのパフォーマンス(プレゼンテーション・競技中の活動[レスキューの取組み・チームワーク])を示すものと考え,それに競技時の「リスタートの回数」,「各種フラグの回数」等を加味し,実践力を評価する.

3.選出のポイントについて

  1. 書類審査ポイント(コンセプトを評価)
    実行委員会による書類審査で,「レスキューの考え方」,「ロボットのアイデア」,「実現性」の観点からポイント化する.
  2. 予選競技ポイント(アピールシートによりコンセプトを明確化したチームに対して,実践力を評価)
    予選においては,「コンセプト」を明確に提示したアピールシートを提出したチームに対して,レスキューロボットコンテスト実行委員会が開催する予選競技において「予選のポイント」,「リスタートの回数」,「各種フラグの回数」により,ポイント化する.
  3. ものづくりポイント(技術力を評価)
    技術評価委員がファーストミッション終了後にヒヤリング調査を行い,「マネジメント力(計画性・規定適合性・実現する機能の具体性)」,「ロボット製作の技術力」の観点からポイント化する.
  4. 競技ポイント(実践力を評価)
    ファーストミッションの競技に対する評価を行う.「ファーストミッションの確定ポイント」,「リスタートの回数」,「各種フラグの回数」により,ポイント化する.

4.評価の条件

ファイナルミッションに選出されたチームを対象とする.

5.レスキュー工学大賞推薦チームの選抜

レスキューロボットコンテスト実行委員会は,「書類審査ポイント」,「予選競技ポイント」,「ものづくりポイント」,「競技ポイント」からそれぞれランキングを決定し,そのランキングの合計が一番小さいチームから,ファイナルミッションに選出されたチームのうち,レスキュー工学大賞推薦チームとして3チームを選抜する(同点の場合は,ファーストミッションの競技順位の高いチームを選出する).

6.レスキュー工学大賞の決定

レスキュー工学大賞推薦3チームの中から,レスキューロボットコンテスト実行委員長,技術評価委員長,専門審査員審査員長およびレスキューロボットコンテスト実行委員長が指名した選考委員によって構成されるレスキュー工学大賞選考委員会により,レスキュー工学大賞を決定する.

以上