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第5回レスキューロボットコンテスト
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第5回レスキューロボットコンテスト
レスキューダミー「ダミヤン」について

第5回レスコン競技会では第4回競技会・第3回競技会と同等のダミヤンを利用します。ダミヤンの詳しい資料は、第3回レスキューロボットコンテスト レスキューダミー「ダミヤン」をご覧ください。

レスキューダミーとは?

このコンテストでは,主に遠隔操縦型の移動ロボットを使って,災害現場を約1/8スケールで模擬したフィールドの中から要救助者を模擬したレスキューダミー(人形)を救出し安全な場所へ運搬することを競います.そこでは迅速さとともに,対象であるダミーを優しく扱うことが求められています(ダミーを手荒に扱うと減点されます).したがって,ダミーは「痛み」を検知して数値化し,その情報をフィールド外に実時間で伝送できる必要があります. 実行委員会では,このコンテスト用に限らず,レスキュー活動の評価に用いるセンサを内蔵した人形を「レスキューダミー(RESCUE-DUMMY)」と呼ぶことにしました.これは,自動車の衝突実験に使われるダミーと同じ位置付けのものです.

さらに,レスキューダミーに「ダミヤン(DAMIYAN)」という愛称を付けました.「ミヤン」ではなく,「ダヤン」です.アクセントは「ダ」ではなく「ミ」にあります.そうです,これは大阪弁なんです.

レスキューダミーの考え方

私たちは,レスキューダミーの情報をできる限り公開する方針です.それによって,参加チームが同じようなダミーが作れることを考慮しています.また,さらには,参加チームとともにより良い(本物らしい,高性能な,小型な,安価な)ダミーを育てていきたいと考えています.ダミーに対する皆さんからのコメントや提案を歓迎します.もしかすると,情報の公開によって,ダミーの弱点を見つけることができるかもしれません (例えば,人間に対しては望ましくないが,センサが感知しないダミーの把持方法など).弱点を見つけてそれを指摘してくださることを歓迎しますが,それを利用して高得点を狙うことはやめてくださるようお願いします.

レスキューダミーの仕様の概要

  • 身長290mm, 体重850gf(第3回より増量).
  • 体表センサ,引っ張りセンサ,加速度センサを内蔵.
  • 体表センサは,胴体の表面に貼り付けられており,胴体表面にかかる押し付け力を検知.
    2kgfまでの荷重を測定可能.1チャンネル.
  • 引っ張りセンサは,腕と脚の根元に取りつけられており,腕や脚にかかる引っ張り力を検知.
    1kgfまでの荷重を測定可能.4チャンネル.
  • 加速度センサは,胴体の内部に取りつけられており,ダミーにかかる衝撃や振動を検知.
    100m/s2 (10G)までの加速度を測定可能.3チャンネル.
  • 8チャンネルのセンサ信号を1/1000秒程度の間隔でAD変換.
    それらの値を積算したデータセットを1秒間に5回程度の頻度でフィールド外のPCにへ送信.

SI2004のレスコン・セッションにおける、以下の発表で、「ベストセッション講演賞」を受賞しました。
「第4回レスキューロボットコンテストにおける要救助者ダミーの開発と評価」
 ○宮地 一 (大阪電気通信大学) 前山 祥一 (大阪電気通信大学)
 山内 仁 (岡山県立大学) レスキューロボットコンテスト実行委員会
[表彰状]はこちらです。

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